奈良先端アントレシリーズ
4. 先端科学技術と社会の調和に向けた応用講座 (2024)
~IT技術とバイオ技術の社会実装による社会課題の解決~
概要
先端科学技術を活用した起業のためのELSI(エルシー、ethical, legal and social implications:倫理的・法的・社会的な課題を意味します)講座です。SDGsの達成に向けたICTやグリーン・イノベーション分野の科学技術と社会の関係性を学び、社会共創できる応用的な起業力を身につけることを目指します。
到達目標
これまでに多くの科学技術は様々な恩恵をもたらすと同時にその負の側面が存在することが明らかとなっている。常にこのようなことが起こりうる「新しい科学技術=エマージングテクノロジー」にはどのように向き合い、対応すべきか?本講座では、バイオとIT分野のエマージングテクノロジーである、AI、IoT、ゲノム編集、培養肉、等を題材に、これらが社会に受け入れられるためにはどのような課題があり、解決すべきかについてを考える。
受講方法
事前コンテンツを視聴した後に、スクーリングに参加する。スクーリングでは、事前コンテンツの内容に基づいて、科学技術のメリット・デメリットを多角的に検討し、その問題点と解決策について議論する。
実施日程
- 申込〆切:2024年10月1日(火)~11月30日(土)
- 教材閲覧期間:2024年12月1日(日)~2025年2月13日(木)
※申込後随時視聴可能
※下記教材を必修とする
4a.「社会における人工知能のあり方」~AIの歴史,
4b.「社会における人工知能のあり方」~AIガバナンス,
4c.「社会における人工知能のあり方」~AIに対する政策の動向,
5a.「情報技術と法」~ファイル共有ソフトWinnyを巡って,
5b.「情報技術と法」~日本の著作権システム,
5c.「情報技術と法」~開発者金子氏には何が起きたのか?,
5d.「情報技術と法」~「情報技術と法」の課題 スクーリング: 2025年2月13日(木)15:00~16:00(Zoom実施予定)
※詳細は受講登録者にメールで連絡します
主な講師
得能 想平
動画教材一覧(視聴方法は受講登録後に案内します)
1 1.「イントロダクション」~エマージングテクノロジーとその普及〜
2 2a.「ゲノム編集技術をめぐる社会的課題」~ゲノム編集技術に対する期待
3 2b.「ゲノム編集技術をめぐる社会的課題」~社会的諸課題
4 2c.「ゲノム編集技術をめぐる社会的課題」~ゲノム編集技術と社会のあるべき姿の模索
5 3a.「培養肉の社会受容の動向」~培養肉の特徴と背景
6 3b.「培養肉の社会受容の動向」~培養肉に対する人々の反応
7 3c.「培養肉の社会受容の動向」~今後の培養肉の倫理的・社会的課題
8 4a.「社会における人工知能のあり方」~AIの歴史
9 4b.「社会における人工知能のあり方」~AIガバナンス
10 4c.「社会における人工知能のあり方」~AIに対する政策の動向
11 5a.「情報技術と法」~ファイル共有ソフトWinnyを巡って
12 5b.「情報技術と法」~日本の著作権システム
13 5c.「情報技術と法」~開発者金子氏には何が起きたのか?
14 5d.「情報技術と法」~「情報技術と法」の課題
参考資料1「動物倫理と生命操作技術」~「倫理」とは何か
参考資料2「動物倫理と生命操作技術」~動物倫理学の脱-人間中心化
参考資料3「動物倫理と生命操作技術」~生命操作技術の脱-人間中心化
参考資料4「イントロダクション・ゲノム編集技術をめぐる社会的課題」の質疑応答
参考資料5「培養肉の社会受容の動向」の質疑応答
参考資料6「社会における人工知能のあり方」の質疑応答
参考資料7「情報技術と法」の質疑応答
参考資料8「動物倫理と生命操作技術」の質疑応答
参考資料9「パネルディスカッション」